空き家を解体するメリットとデメリット~そのままは危険!

空き家の増加に伴い解体件数も増えている状況ですが、現在空き家を所有している場合、解体した方がよいのか、とりあえずそのままの方が良いのか、よくわからないという方もいると思います。それぞれ置かれている状況も異なると思いますので、まずは解体するメリットとデメリットを知った上で、検討する事をオススメします。

空き家の解体のメリットとデメリットを知る

空き家解体のメリット

  1. ・管理しなくてすむ
  2. ・売却しやすくなる
  3. ・災害時などのリスクがなくなる
  4. ・土地を有効活用できる

管理しなくてすむ

空き家になっているので、利用はしていない為、当然管理する責任があります。近くに住んでいてすぐに確認できるようであれば良いですが、離れた場所で生活している場合、定期的に建物の状況を確認しなければいけません。

売却しやすくなる

空き家の状態にもよりますが、土地を探している人にとっては、古くなった空き家がある場合、少し購入をためらう可能性があります。というのも、新しく家を建てる土地を探してるので、空き家があると解体しないといけない為、その費用もかかってしまうからです。また、建物があると新しい家を想像しにくいですよね。どうせならまっさらな更地の方が購入し、新しく建てた家のイメージもし易いので購入の可能性が高くなったりします。

災害時などのリスクがなくなる

建物がどのくらい老朽化しているのかも関係しますが、地震であったり、火事、台風など自然災害などによって、建物が飛散したりなどして、近隣の方に迷惑をかける可能性があります。特に西日本では台風の影響をうけ易いですし、実際に年に1回程度は大きい台風が直撃しています。報道などでも建物の一部が飛散した映像が流れていたりするので、そういった時に、すぐに片付けできたりすれば良いですが、状況によってはすぐにできません。また、老朽化していると、犯罪の温床になったり、放火の危険性もあります。

解体することで災害時などのリスクがなくなるのはメリットです。

土地を有効活用できる

空き家を解体した場合、下記デメリットでも説明しますが、固定資産税が実質上がってしまいますので、「空き家のまま」にしておきたいという気持ちが出てきますが、近隣に危険があるなど、いずれ解体する事になるのは間違いないはずです。そこで発想を変えて土地を有効活用する事も可能かと思います。例えば、駐車場にしたり、アパートを建てたり、介護施設を作ったりなど、その土地に適した有効活用方法があるかもしれません。中には初期投資がゼロでも可能な土地活用方法もありますので、一度検討してみる価値はあります。そのままにしておくと、毎年固定資産税を払い続ける事になり、負の資産となっていまいます。それよりは何か活用できないか?考えた方が良いはずです。

参考:「土地活用方法」土地の活用方法について詳しく書かれています。田舎の土地でも活用方法はあるので、一度目を通しておくと良いかもしれません。

空き家解体のデメリット

  1. ・解体費用がかかる
  2. ・固定資産税、都市計画税が上がる
  3. ・解体した事で売りにくくなる場合もある

解体費用がかかる

解体することによるメリットもありますが、実際解体するとなるとお金結構かかります。空き家の大きさにもよりますが、100万円くらいはかかると思っておいた方が良いでしょう。もちろん探せば安い業者もありますが、中には最初は安く見積もっておいて追加費用を請求するような悪質な業者もあるので安ければ良いとは言えません。解体は近隣の方にも迷惑をかけることになるので、その辺の配慮もできる業者に依頼しないとおけません。費用についてはなるべく安くするのは理想ですが、注意する必要もあります。

固定資産税、都市計画税が上がる

空き家解体のデメリットとして良く言われるのが、固定資産税、都市計画税が上がってしまう事。実は空き家がある状態の場合、住宅用地として認識されています。住宅用地の場合、住宅用地の特例措置として固定資産税が1/6、都市計画税が3/1になる特例があります。解体してしまうと住宅用地の特例措置の基準に当てはまらなくなる為、特例を売れられなくなり、通常通り固定資産税を納税する事になり、実質、支払い額が上がってしまいます。

解体した事で売りにくくなる場合もある

「解体した方が売却しやすくなる」とメリットの所で言いましたが、逆に解体することで売りにくくなるケースもあります。例えばですが、土地によっては建物を壊してしまうと、新しく建築する許可が下りない土地があったり、そもそも空き家付きの土地を探している方もいたりします。空き家をリフォームして自分達の理想の空間を作り上げたい人にとっては倒壊する危険があるような状態の空き家でなければ利用したいという方もいるんです。

そういったニーズが徐々に増えているため、ハウスメーカーなどではスーパーリフォームと言って新築かのように完全に変えてしまうリフォームプランのサービスを提供している会社もあります。少し話しがそれましたが、土地ではなく空き家を探している方もいるので、そういった場合には解体してしまう事で売りにくくなる可能性はあるかもしれません。

解体工事をするかしないかは自分の状況を考えて決める

空き家解体のメリット・デメリットを言ってきましが、まず考えた方が良いのは、「自分の状況について」です。

なぜかと言うと、もしお金に余裕があるなら、固定資産税を払ってでも自分の土地ですので今後を考えて空き家を解体した上で所有し続ける選択をした方が良いですよね?

しかし、「固定資産税が上がったり、解体費用の事を考えたら、今はそのままにしたい」という方もいるでしょうし、「近くに住んでおらず、維持管理するのが難しいので解体して更地に」という方もいるでしょう。

今後どうするかもありますが、解体する、しない、そのままにする、まだ決められないので、管理してくれる人を探す、売り出してみる、売り出してみて売れなかったら解体する。など状況に応じてどうするかを考える良いと思います。ただし、維持する場合は、住んでもいないのに、固定資産税などの税金はかかってきます。長い期間になると数百万とムダになりますので、土地の活用方法を考えるなど、考えてみても良いと思います。